うさぎの食性
究極の乾燥牧草の状態
今年も秋の新牧草の時期がやってきました。とても素晴らしい牧草が出荷を待っています。秋の1番刈りはどこまでも柔らかくかおりゆたかでほとんどが葉っぱの部分になります。毎年この時期をお待ちになっているお客様は楽しみに待っていられると思います。もうすぐ発売になりますので楽しみにお待ちください。
うさぎさんに安心して食べさせてあげられる牧草を作りたい。そんな思いで7年前から農家の方と試行錯誤して栽培をしてきました。私事になりますが間違いなくナンバーワンの品質の牧草です。多くのイタリアンライグラスが最近は発売されていますが、何故、当店の牧草が究極と言う名前をつけたかお話しします。
1つ目は【産地生育過程を全て明らかにしています】
生産者や産地もわからない、そんな牧草も多く見受けられます。ちゃんとした畑で自信を持って紹介できるならば教えてくれるはずです。
2つ目は【化成肥料は一切使わない】
自然界にある有機物を独自の方法で発酵させ土壌を
改良させています。よくある無農薬の牧草でも化学肥料を使えば大きく育ちます。収穫量も色も良くなりますが、あまり牧草業者が言いたくない硝酸塩も多くなります。低農薬といっても除草剤などの肥料を使う業者もいます。
4つ目は最大の魅力である【刈り入れから1週間で販売】
農家と当店が密に連絡を取り毎週新鮮な牧草を入荷し販売していると言うことです。うさぎさんはとても鼻がよく新鮮な牧草はすぐにわかります。
もしあれっと思ったら、質問をしてみてください。
どこで生育している牧草ですか?
肥料は何を使用していますか?
除草剤は使っていますか?
いつ刈り取りを行った牧草ですか?
究極の牧草は刈り取りから約1週間で販売されます。他のメーカーの牧草とは違い鮮度は1番いいと思います。作り置きはしません。牧草を刈り取りする時期で牧草の状態は変わりますのでご了承の上お買い求めください。牧草の状態をお聞きになる場合はお電話でお答えをしております。
お客様から牧草の成分について聞かれることがあります。通常牧草は若葉に比べ穂がつき大きく育つほどに繊維質が増えるといわれています。
究極の牧草は年間を通して栽培しているので、収穫時期や成長具合で大きく変わりますのでご理解ください。
【チモシーの栽培について】
現在は栽培を止めています。
チモシー種は生長が非常に遅いため、通常は化学肥料や除草材を使わないと雑草に負けてしまいます。一切の薬剤を使用しないため、ビニールのマルチをかぶせ、雑草の生長をおさえチモシーと分けて一株ずつ大事に育てます。
アメリカでの多年草の牧草チモシー栽培は、一度種まきをすると、そのままの状態で数年間、毎年牧草が収穫されます。しかし次第に牧草が生育しなくなってしまいます。
そのため、翌年から別の作物を作って、土壌の改良をおこないます。もちろん化学肥料も使用します。また大きく育てる為、茎は太く硬めの牧草になります。
有機栽培の究極の牧草は、早刈りのため葉は柔らかく茎はほとんど混じりません。一番刈りの刈り取り後は、株はトラクターで土に戻します。一度収穫が終わった畝は有機堆肥をまぜしばらくの間休ませます。収穫は畝ごとに交互におこない、土壌に有機物を含んだ豊かな畑を維持しています。
国産チモシーは北海道などの寒冷地で栽培されます。うさぎ用で販売されているものでも、ほとんどが競走馬、家畜用に飼料会社が販売しているものになります。究極の牧草は、うさぎさん用に安全を第一に、完全無農薬で除草剤、化学肥料を使わず、本当においしく食べれるよう栽培しています。
関東平野でのチモシー栽培は季候に左右されます。国内では、もともと寒冷地で栽培されることが多い牧草なので、夏の暑い時期は畑を休ませ収穫はおこないません。
【オーチャードグラスの栽培について】
現在は栽培を止めています。
あまくてやわらかい葉のオーチャード。チモシーと同じようにイネ科の牧草です。嗜好性がよく人気の牧草です。
上の写真は4月中旬、チモシーの畝の中、一列にかわいい若葉が育っています。誰も栽培できなかった国産オーチャード。それも有機栽培で!皆さんもちゃんと育つように祈ってください。
あまくてやわらかい葉のオーチャード。チモシーと同じようにイネ科の牧草です。嗜好性がよく人気の牧草です。
上の写真は4月中旬、チモシーの畝の中、一列にかわいい若葉が育っています。誰も栽培できなかった国産オーチャード。それも有機栽培で!皆さんもちゃんと育つように祈ってください。
- 2021.10.24
- 11:08
なぜ究極の牧草なのか!
当店で販売している「究極の牧草」の栽培風景をご紹介します。畑は国内の埼玉県北西部、狭山茶の生産で有名な狭山丘陵、有機栽培に熱心な篤農家が多い地域です。
篤農家の方は、有機野菜を中心に栽培されていましたが、当店から強くお願いをし、うさぎさん専用の畑を用意してもらいました。また当店からも厳しく注文をださせていただき完成したのが、「究極の乾燥牧草」です。 ハウス栽培ではなく露地栽培にこだわり、一般の牧草栽培方法とは違い、有機野菜を育てる方法で一株一株愛情をもって育てています。 ※篤(とく)農家とは、熱心で、研究心に富んだ農業家。 | |
農薬、殺虫剤は年間を通し一切使用していません。除草剤の散布も、作付け前はもちろん栽培中も使用していません。ですから牧草の発芽と同時に雑草が出ます。農家の方に言わせると一番手間がかかるのが雑草だそうです。 畑をやせさせる肥料(化学肥料)なども使わず、有機堆肥(完熟堆肥)を使い土壌を改良しています。 ※完熟堆肥とは、家畜のフン、ワラ、落ち葉などの有機物を堆積し、微生物によって完全に分解したものです。一般には有機野菜などの栽培に使用します。 | |
国が認証する有機JAS法では、同じ畑で3年間農薬並びに化成肥料は使ってはならないという非常に厳しい規定がありますが、その厳しい規定でも一部の農薬は認められています。それよりもはるかに厳しく、この専用の畑は、15年間一切の薬剤を使用していません。篤農家として土にこだわり耕した畑です。 有機農業は、化学肥料や農薬、遺伝子組み換え技術を使わず、環境への負荷をできるだけ低減した農業のこと。 | |
この栽培方法は、畑の面積に対し作付け面積が限られるため、大量の牧草は栽培できません。マルチを使い株間をあけ、風通しをよくし、雑草、害虫、病気の対応しています。農薬を始め一切の薬剤を使用しない安心・安全なオーガニックヘイを栽培するため、このような栽培方法を採用しました。
| |
化学肥料や除草剤を使わない畑は、有機堆肥で土壌を豊かにすることで、土中に多くの有機物が生まれます。この畑のために作った堆肥は他の化学肥料を必要とはせず、ゆっくりと健全な食物をそだてることができます。力があり豊かな土は、ミミズ、バッタ、青虫、テントウムシ、蛙などさまざまな生き物が寄ってきます。太陽や雨、虫や微生物、土。そして様々な生き物達が作る複雑で豊かな環境。それが本当においしい牧草を育てます。 | |
どうしても出てしまう冬場の霜枯れに対しても、北風を防ぐ対策をし品質を向上しています。無農薬栽培なので害虫などの処理も手作業でおこなっています。一株一株野菜を育てるように愛情をこめて栽培しています。 | |
夏場の乾燥に対しても定期的に水を散水をし、強い直射日光を遮るシェードをかけるなどの作業をおこなっています。 国産だから、鮮度がいいからおいしい、もちろんそれも一つの要素です。でも一番お伝えしたいのが、一切の妥協をしないこの栽培方法です。 | |
イタリアンライグラスは、春と秋の年2回、状態のいいものを販売できるよう栽培しています。効率性、採算性を完全度外視し、うさぎ、モルモット、チンチラ、デグーまで小さなペットたちのために、安心、安全を最優先し類例のない篤農家こだわりの牧草を栽培しています。 | |
乾燥も刈り取ったものからすぐに始めます。電気乾燥なので、ガスや灯油と違いニオイがうつることもなく、牧草そのままの美味しさを凝縮できます。また雑菌も死滅させています。(※輸入牧草のくん蒸殺菌と同じ効果があります)
究極の乾燥牧草は鮮度を保つようできるだけ水分量を少なくし、若刈りの穂の付く前の柔らかい葉中心の牧草です。 | |
「究極の乾燥牧草」は刈り取りと同時に熱風乾燥されその週に当店に出荷されます。乾燥牧草の香りをかいでいただければわかると思いますが、新鮮な牧草のもつ芳醇な甘い香りがします。
パッケージはチャック付きの厚手のものにし香り鮮度を閉じ込めます。それ以外の余計なものに経費お金をかけず、販売価格に還元してます。 | |
このようにとても手間と労力がかかる栽培方法にしたのは、愛するペットたちに新鮮でおいしい牧草を食べてもらいたい!安心・安全な牧草を食べてもらいたい!そんなこだわりがあったからです。そして大変恐縮ですが、究極の牧草となずけさせていただきました。 |
究極の乾燥牧草 有機JAS認証について
現在販売中の究極の牧草は、有機JAS規格の認定基準を上回る基準で、栽培していたこともあり有機JAS認証の申請のため農水省に申請の申し込みをしました。
農水省から回答は、ペットフードでの有機JAS認証制度自体が現在存在しないとのこと。
3年以上無農薬、化成肥料の不使用、除草剤などの薬剤散布を一切しないという栽培方法を厳守したペットフード(ペット用飼料)であれば、オーガニックもしくは有機という名称で販売できるとのことでした。
及び消費者庁にも同等の問い合わせ確認したところ同様の見解をいただきました。
当然のことですが仮に農薬、化成肥料、除草剤をはじめ薬剤を散布していた場合は景品表示法違反に抵触するため、オーガニックもしくは有機という名称を使うことはできません。
折角あらゆる薬剤は一切使用しない徹底品質にこだわり手間暇かけて栽培していますので究極の乾燥牧草は、オーガニック牧草及び有機牧草として販売させていただきます。
平成29年11月25日
無農薬農法と有機農法のちがい
オーガニックや有機栽培を名乗るために設けられている基準は国によって異なります。日本では食品に関しては農林水産省が基準を設け、それを満たさないと 「オーガニック」「有機栽培」という表示ができません。
農業における「有機」は主に肥料に使われる「堆肥」を指します。「堆肥」とは微生物の力で有機物を完全に分解したものです。栽培中の無農薬農法で育てた作物でも、播種、種付け前におこなう農薬の散布、及び化学肥料を使用した場合「オーガニック」「有機栽培」と表示はできません。
基準は細かく設定されていますが、現在の日本では有機JAS法で「有機農産物」とされる大まかな 定義は以下の通りになります。
化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける。
遺伝子組換え技術を利用しない。
播種(はしゅ)または植付け前の2年以上の間、有機肥料での土づくりを行った田畑で生産されたもの。
※多年生作物の場合は最初の収穫前3年以上
オーガニックや有機栽培を名乗るために設けられている基準は国によって異なります。日本では食品に関しては農林水産省が基準を設け、それを満たさないと 「オーガニック」「有機栽培」という表示ができません。
農業における「有機」は主に肥料に使われる「堆肥」を指します。「堆肥」とは微生物の力で有機物を完全に分解したものです。栽培中の無農薬農法で育てた作物でも、播種、種付け前におこなう農薬の散布、及び化学肥料を使用した場合「オーガニック」「有機栽培」と表示はできません。
基準は細かく設定されていますが、現在の日本では有機JAS法で「有機農産物」とされる大まかな 定義は以下の通りになります。
化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける。
遺伝子組換え技術を利用しない。
播種(はしゅ)または植付け前の2年以上の間、有機肥料での土づくりを行った田畑で生産されたもの。
※多年生作物の場合は最初の収穫前3年以上
【栽培日記】
当店でも実際栽培してみました。契約農家さんから届いた根っこ付き生牧草を出荷と同じ条件でダンボールの中に二日間入れ、その後市販のミニプランターに3株移し水をあたえました。時期は11月上旬、設置場所は自宅の玄関横の雨のかからない屋外です。午前中は日が差しますが午後は日陰になります。水は2日に1回あたえてみます。有機農法での栽培になりますので、一切の農薬、化学肥料は使用しません。
植え替え後2日目、植えたときには育つかどうか不安でしたが、少しタレ気味だった葉も落ち着いたように思います。変色した葉もありません。水をたっぷりあげたので葉が元気を取り戻したように思います。
植え替え後5日目、葉の生育も順調でだいぶ伸びたような気がします。状態もとてもいいです。低いプランターに植えたので伸びて地面に付いた葉を切り取りました。プランターの高さを上げました。また最初から痛んでいた黄色い葉数枚は摘みとらせていただきました。
植え替え後10日目、葉の状態はとてもいいです。写真でもわかるように、全体に緑が濃くなり、葉もピーンと張り地面に着いていた葉も無くなりました。もちろんうさぎさんの食用なので刈り取りはするのですが、今回は撮影用なので一切刈り取りはしていません。契約農家さんに聞いたところ、しっかりと土に活着して有機堆肥を吸収し始めたのこと、なんだか素人の私でもうれしくなりました。
植え替え後15日目、以前より歯が垂直になり元気に育っています。全体的にボリュームが着いたような気がします。刈り取りはしていませんので、葉先がすこし黄色く変色した葉も出てきましたが、全体的には、葉の状態はとてもいいです。
最後に、あくまでもうさぎさんの食用なので刈り取りはしないで、このように栽培される方はいないと思いますが、屋外で栽培すれば2週間は問題なく栽培できることがわかりました。
注意した点は、水分と養分を吸い上げられるよう土がカラカラにならないように気を使いました。水やりを忘れて土がカラカラになると葉は元気をなくしますが、再度水をあたえると元気を取り戻します。
この他に室内での栽培も試してみましたが、食用としては問題ありませんが、1週間程度で黄色く変色した葉が多く見られ、葉に張りがなかったように思います。また光合成が十分にできないため硝酸塩が高くなるようです。
個人的な感想になりますが、毎日毎日牧草が元気に生長していくのを見てうさぎさんに食べてもらうのがとても楽しみになりました。また2番狩り3番狩りにも挑戦してみます。
追記:今回は一切刈り取りをしませんでしたが、うさぎさんにあたえる分だけの量を少しづつ刈り取りしたほうが残りの牧草に栄養がまわって元気に育つようです。
冬期の栽培はなるべく日当たりのいい場所に置いてください。また冷たい北風があたらないようにしてみてください。水やりも土が乾かないようたっぷりと、面倒ならば受け皿に水をため下から吸い上げるようしてもいいです。でも冬場は水が凍らないように注意してくださいね。
その後・・・・
12月の初旬に店舗に飾らせていただいたあと、全ての牧草を刈り取らせていただきました。その後は以前あった場所に戻し様子を見ることにしました。
しかし水やりをわすれる事もしばしば、、、もうだめかなと思い12月24日に見に行きました。それがこの写真です。下から3cm程にカットした牧草がわずか2週間程度で10cm程度に成長していました。驚くやら嬉しいやら急いで水をあたえパチリ!これなら2番狩りも収穫できると心の中で、、、「サンタさんプレゼントありがとう♪」まだ結果はわかりませんがこの後もご報告しますね。
1月中旬、刈り取りから1ヶ月たちました。葉の長さも長いもので20cm位に成長しています。もう少し成長しているかな?と思ったのですが、やはり東京も年末年始はとても寒く冬場のこの時期は成長が遅いんだなと感じました。農家の方に聞いたところ季候のいい春秋に比べるとだいぶ遅いらしいです。でも着実成長しているのでこのまま栽培を続けてみます。2月成長してくれるのかな、、、
2月中旬、刈り取ってから約2ヶ月たちました。葉の長さは長いもので30~40cm、ほとんどが新しく生えてきた二番刈りの新葉です。葉も上にピーンと張り緑が濃くなりボリュームも増えました。もううさぎさんにあたえられる大きさです。12月から2月の一番寒い時期の栽培でしたが、元気に二番狩りも成長してくれました。もちろん化学肥料は一切使わず、有機堆肥をたしただけです。北風に吹かれながらも少しずつ成長していくのを見て感動!植物ってすごいんですね。自分なりに楽しんで栽培できました。
では、春の訪れとともに三番狩りの挑戦です。(^_^)v
二番狩りの鉢植え方法
ビニールポットに入れたままでも二番狩りは栽培できますが、有機堆肥を足して鉢に植え替えることもできます。こつは根を切って植え替える方法もありますが、根がそこまで伸びてないと思いますので、根を切らないようにように植え替えてください。(根が伸びている時は1/3程度カットしてください。)
下に鉢皿をひきたっぷりと水をあたえてください。季節によっても違いますが1~2ヶ月でりっぱな二番狩りが育ちます。
最初の写真は根本から3cm程度全て刈り取りをしました。
次の写真は刈り取りから1ヶ月(冬期)程度たったものです。
最後の写真は半分刈り取りをし半分そのまま葉を残した物です。二番狩りは成長していますが、残った葉は変色(霜枯れ)し乾燥しています。
二番狩りを栽培するする時は、一番刈りの葉を全て刈り取ってください。葉が残っていると霜枯れし先端が変色してしまいます。うさぎさんにあたえても問題ありませんが綺麗に刈り取った方が成長がいいみたいです。
三番刈りに挑戦・・・・
3月になって、育った二番刈りを全て刈り取りました。プランターいっぱいになっていた根も半分にカットし、新しい有機堆肥を施した土をたしました。(土も根も堅くてビックリ)通常三番刈りは冬前の刈り取りになりますが、本当に育つかどうか、、
(有機堆肥とは有機物を微生物によって完全に分解した肥料のこと)
3月中旬、二番刈りを刈り取ってから約2週間、気温も上昇し生育が早く長い葉は15cm程に成長しています。根を切って土を入れ替えたので、どうかなって?思ってましたが大丈夫みたいです。三番刈りは、乾燥の輸入牧草でも茶葉が多く貴重で高価なため、このように生き生きとした生の三番刈りは、自分自身も見たことがありません。4月になればりっぱな三番刈りをご紹介できると思います。
4月初旬、立派な三番刈りが育ちました。二番刈りより、ボリュームは減りましたが葉の長さは長いもので50cm,葉の色は少し薄くなったようば気がします。11月から半年間で三回の生の牧草を収穫できました。最後に、以前に種から化学肥料を使い栽培をしたことがありますが。葉も細く貧弱になってしまいました。牧草がしっかりしていれば二番刈りもボリュームのあるものが育ちます。是非とも皆様もおためしください。
暖かくなり成長が速まりましたので、たっぷりと水をあたえてください。
追記:お店のお客様でうさぎさんに新鮮な牧草をあたえながら栽培して6回刈り取りをした方もいます。
植え替え後2日目、植えたときには育つかどうか不安でしたが、少しタレ気味だった葉も落ち着いたように思います。変色した葉もありません。水をたっぷりあげたので葉が元気を取り戻したように思います。
植え替え後5日目、葉の生育も順調でだいぶ伸びたような気がします。状態もとてもいいです。低いプランターに植えたので伸びて地面に付いた葉を切り取りました。プランターの高さを上げました。また最初から痛んでいた黄色い葉数枚は摘みとらせていただきました。
植え替え後10日目、葉の状態はとてもいいです。写真でもわかるように、全体に緑が濃くなり、葉もピーンと張り地面に着いていた葉も無くなりました。もちろんうさぎさんの食用なので刈り取りはするのですが、今回は撮影用なので一切刈り取りはしていません。契約農家さんに聞いたところ、しっかりと土に活着して有機堆肥を吸収し始めたのこと、なんだか素人の私でもうれしくなりました。
植え替え後15日目、以前より歯が垂直になり元気に育っています。全体的にボリュームが着いたような気がします。刈り取りはしていませんので、葉先がすこし黄色く変色した葉も出てきましたが、全体的には、葉の状態はとてもいいです。
最後に、あくまでもうさぎさんの食用なので刈り取りはしないで、このように栽培される方はいないと思いますが、屋外で栽培すれば2週間は問題なく栽培できることがわかりました。
注意した点は、水分と養分を吸い上げられるよう土がカラカラにならないように気を使いました。水やりを忘れて土がカラカラになると葉は元気をなくしますが、再度水をあたえると元気を取り戻します。
この他に室内での栽培も試してみましたが、食用としては問題ありませんが、1週間程度で黄色く変色した葉が多く見られ、葉に張りがなかったように思います。また光合成が十分にできないため硝酸塩が高くなるようです。
個人的な感想になりますが、毎日毎日牧草が元気に生長していくのを見てうさぎさんに食べてもらうのがとても楽しみになりました。また2番狩り3番狩りにも挑戦してみます。
追記:今回は一切刈り取りをしませんでしたが、うさぎさんにあたえる分だけの量を少しづつ刈り取りしたほうが残りの牧草に栄養がまわって元気に育つようです。
冬期の栽培はなるべく日当たりのいい場所に置いてください。また冷たい北風があたらないようにしてみてください。水やりも土が乾かないようたっぷりと、面倒ならば受け皿に水をため下から吸い上げるようしてもいいです。でも冬場は水が凍らないように注意してくださいね。
その後・・・・
12月の初旬に店舗に飾らせていただいたあと、全ての牧草を刈り取らせていただきました。その後は以前あった場所に戻し様子を見ることにしました。
しかし水やりをわすれる事もしばしば、、、もうだめかなと思い12月24日に見に行きました。それがこの写真です。下から3cm程にカットした牧草がわずか2週間程度で10cm程度に成長していました。驚くやら嬉しいやら急いで水をあたえパチリ!これなら2番狩りも収穫できると心の中で、、、「サンタさんプレゼントありがとう♪」まだ結果はわかりませんがこの後もご報告しますね。
1月中旬、刈り取りから1ヶ月たちました。葉の長さも長いもので20cm位に成長しています。もう少し成長しているかな?と思ったのですが、やはり東京も年末年始はとても寒く冬場のこの時期は成長が遅いんだなと感じました。農家の方に聞いたところ季候のいい春秋に比べるとだいぶ遅いらしいです。でも着実成長しているのでこのまま栽培を続けてみます。2月成長してくれるのかな、、、
2月中旬、刈り取ってから約2ヶ月たちました。葉の長さは長いもので30~40cm、ほとんどが新しく生えてきた二番刈りの新葉です。葉も上にピーンと張り緑が濃くなりボリュームも増えました。もううさぎさんにあたえられる大きさです。12月から2月の一番寒い時期の栽培でしたが、元気に二番狩りも成長してくれました。もちろん化学肥料は一切使わず、有機堆肥をたしただけです。北風に吹かれながらも少しずつ成長していくのを見て感動!植物ってすごいんですね。自分なりに楽しんで栽培できました。
では、春の訪れとともに三番狩りの挑戦です。(^_^)v
二番狩りの鉢植え方法
ビニールポットに入れたままでも二番狩りは栽培できますが、有機堆肥を足して鉢に植え替えることもできます。こつは根を切って植え替える方法もありますが、根がそこまで伸びてないと思いますので、根を切らないようにように植え替えてください。(根が伸びている時は1/3程度カットしてください。)
下に鉢皿をひきたっぷりと水をあたえてください。季節によっても違いますが1~2ヶ月でりっぱな二番狩りが育ちます。
最初の写真は根本から3cm程度全て刈り取りをしました。
次の写真は刈り取りから1ヶ月(冬期)程度たったものです。
最後の写真は半分刈り取りをし半分そのまま葉を残した物です。二番狩りは成長していますが、残った葉は変色(霜枯れ)し乾燥しています。
二番狩りを栽培するする時は、一番刈りの葉を全て刈り取ってください。葉が残っていると霜枯れし先端が変色してしまいます。うさぎさんにあたえても問題ありませんが綺麗に刈り取った方が成長がいいみたいです。
三番刈りに挑戦・・・・
3月になって、育った二番刈りを全て刈り取りました。プランターいっぱいになっていた根も半分にカットし、新しい有機堆肥を施した土をたしました。(土も根も堅くてビックリ)通常三番刈りは冬前の刈り取りになりますが、本当に育つかどうか、、
(有機堆肥とは有機物を微生物によって完全に分解した肥料のこと)
3月中旬、二番刈りを刈り取ってから約2週間、気温も上昇し生育が早く長い葉は15cm程に成長しています。根を切って土を入れ替えたので、どうかなって?思ってましたが大丈夫みたいです。三番刈りは、乾燥の輸入牧草でも茶葉が多く貴重で高価なため、このように生き生きとした生の三番刈りは、自分自身も見たことがありません。4月になればりっぱな三番刈りをご紹介できると思います。
4月初旬、立派な三番刈りが育ちました。二番刈りより、ボリュームは減りましたが葉の長さは長いもので50cm,葉の色は少し薄くなったようば気がします。11月から半年間で三回の生の牧草を収穫できました。最後に、以前に種から化学肥料を使い栽培をしたことがありますが。葉も細く貧弱になってしまいました。牧草がしっかりしていれば二番刈りもボリュームのあるものが育ちます。是非とも皆様もおためしください。
暖かくなり成長が速まりましたので、たっぷりと水をあたえてください。
追記:お店のお客様でうさぎさんに新鮮な牧草をあたえながら栽培して6回刈り取りをした方もいます。
一番刈りとは、そのシーズンの最初に収穫した牧草のことをいい、栄養価も高いです。一番刈りを刈り取り、再び成長したものが二番刈りになります。次が三番刈りになります。刈り取り回数が多いほどが柔らかい牧草になります。 |
うさぎの食性と食事
食事の量と与える回数
成長期のうさぎ(6ヶ月未満)には、牧草とペレットフードを食べるだけ与えてください。成長期にフードの制限をすると栄養を充分に取る事が出来ず体の成長に悪影響を及ぼします。 また、色々な種類の乾燥、又は生の野菜や果物等のおやつを適量与えてください。子供の時に色々な食物を食べさせて、味や食感に慣れさせておく事で大人になってもバラエティー豊かな食事を取らす事が出来ます。 また大好物なものを探しておいてあげると病気になった時に助かります。 大人になったうさぎには、成長期の子供のように無制限にペレットフードを与え続けると間違いなく肥満してしまいます。 ペレットフードは、体重の3~5%程度の量を目安に与えます。ただ、ペレットの量を減らしていく時には、少しずつ時間をかけうさぎの体調を見ながらにしてください。 大人のうさぎの主食は、ペレットフードに変わってチモシー等のイネ科の牧草になります。新鮮で良質な牧草をいつでも好きなだけ食べられるように与えてください。 食事の回数ですが、1日1回でも2回でもかまいません。基本的には夕方から夜や明け方にかけて活発に行動するうさぎにとっては、この時間帯に食事を与える方が生活パターンに合っているといわれています。 ただ飼い主さんの生活パターンに合わせてもらってかまわないと思います。
ペレットフードの選び方
ペレットフードは、非常に沢山の種類があり値段も様々です。 主原料である牧草がアルファルファかチモシーの違いの2種類あります。一般的にアルファルファ主原料のものは、タンパク、及びカルシウム量が高く成長期用として販売されているものが多いです。かつてはアルファルファ主原料のペレットフードが主流でしたが現在では、チモシー主原料のペレットフードが主流になっています。 また、チモシー主原料のペレットフードでは、ライフステージに合わせて(年齢に合わせたもの)、成長期、維持期、シニア期用等に分けて販売されているものもあり、それぞれに合った原料を加え機能性と特質をもたせています。 どのペレットをうさぎにあげたら良いかは、うさぎの年齢や体調に合わせて飼い主さんが選んであげればよいかと思いますが、なるべく高品質で新鮮なものを選ぶ事も大切です。 また、ショップ等でアドバイスを受ける事もお勧めします。
牧草の選び方
うさぎに与える牧草には、マメ科とイネ科の牧草があります。 マメ科の牧草はアルファルファですが、タンパク質とカルシウムが多く成長期のうさぎに適した牧草ですが大人になってからは、おやつ程度に小量を与えることにとどめてください。 一方イネ科の牧草の代表は、チモシーで繊維質が豊富で低タンパク、低カルシウムのためうさぎに適した牧草です。 チモシーには、刈り取った時期により1番刈り、2番刈り3番刈りまであり牧草自体の柔らかさや栄養価に違いがあります。1番刈りが最も茎が太く硬めでタンパク量も少なく2番、3番になるほど柔らかくタンパク質量も多めになります。うさぎには、繊維質が最も多い1番刈りを食べてもらいたいのですが柔らかい牧草を好む子には2番、3番刈りを食べさせても問題ありません。 他にイネ科の牧草には、イタリアンライグラスやオーチャードグラス、オーツヘイ等があります。チモシーを中心に色々な種類の牧草を食べさせてあげる事が理想的です。
成長期のうさぎ(6ヶ月未満)には、牧草とペレットフードを食べるだけ与えてください。成長期にフードの制限をすると栄養を充分に取る事が出来ず体の成長に悪影響を及ぼします。 また、色々な種類の乾燥、又は生の野菜や果物等のおやつを適量与えてください。子供の時に色々な食物を食べさせて、味や食感に慣れさせておく事で大人になってもバラエティー豊かな食事を取らす事が出来ます。 また大好物なものを探しておいてあげると病気になった時に助かります。 大人になったうさぎには、成長期の子供のように無制限にペレットフードを与え続けると間違いなく肥満してしまいます。 ペレットフードは、体重の3~5%程度の量を目安に与えます。ただ、ペレットの量を減らしていく時には、少しずつ時間をかけうさぎの体調を見ながらにしてください。 大人のうさぎの主食は、ペレットフードに変わってチモシー等のイネ科の牧草になります。新鮮で良質な牧草をいつでも好きなだけ食べられるように与えてください。 食事の回数ですが、1日1回でも2回でもかまいません。基本的には夕方から夜や明け方にかけて活発に行動するうさぎにとっては、この時間帯に食事を与える方が生活パターンに合っているといわれています。 ただ飼い主さんの生活パターンに合わせてもらってかまわないと思います。
ペレットフードの選び方
ペレットフードは、非常に沢山の種類があり値段も様々です。 主原料である牧草がアルファルファかチモシーの違いの2種類あります。一般的にアルファルファ主原料のものは、タンパク、及びカルシウム量が高く成長期用として販売されているものが多いです。かつてはアルファルファ主原料のペレットフードが主流でしたが現在では、チモシー主原料のペレットフードが主流になっています。 また、チモシー主原料のペレットフードでは、ライフステージに合わせて(年齢に合わせたもの)、成長期、維持期、シニア期用等に分けて販売されているものもあり、それぞれに合った原料を加え機能性と特質をもたせています。 どのペレットをうさぎにあげたら良いかは、うさぎの年齢や体調に合わせて飼い主さんが選んであげればよいかと思いますが、なるべく高品質で新鮮なものを選ぶ事も大切です。 また、ショップ等でアドバイスを受ける事もお勧めします。
牧草の選び方
うさぎに与える牧草には、マメ科とイネ科の牧草があります。 マメ科の牧草はアルファルファですが、タンパク質とカルシウムが多く成長期のうさぎに適した牧草ですが大人になってからは、おやつ程度に小量を与えることにとどめてください。 一方イネ科の牧草の代表は、チモシーで繊維質が豊富で低タンパク、低カルシウムのためうさぎに適した牧草です。 チモシーには、刈り取った時期により1番刈り、2番刈り3番刈りまであり牧草自体の柔らかさや栄養価に違いがあります。1番刈りが最も茎が太く硬めでタンパク量も少なく2番、3番になるほど柔らかくタンパク質量も多めになります。うさぎには、繊維質が最も多い1番刈りを食べてもらいたいのですが柔らかい牧草を好む子には2番、3番刈りを食べさせても問題ありません。 他にイネ科の牧草には、イタリアンライグラスやオーチャードグラス、オーツヘイ等があります。チモシーを中心に色々な種類の牧草を食べさせてあげる事が理想的です。
参考資料:ジェックス株式会社